最強の朝ごはん!「魚の煮付け」

料理

魚の煮付けって、苦手意識ないですか?

美味しいのはわかってるけど。



私は、結構ありました( ̄^ ̄)

炒めたり、網で焼いたりっていうのは、

なんとなくできそうな気がするんですよね。



ある程度ざっくりでもできるというか。

(もちろん、プロの仕事とは別で考えてくださいね!)




人間の本能的に”焼く”という調理は

原始的であり

見た目でも食べれると判断しやすいとか、

家庭で子供の頃から見ているのでイメージしやすいとか、

バーベキューなんかはいい例なんじゃないでしょうか?




とにかく、料理初心者には取り組みやすい調理法だと思うんです。




しかし、煮るという調理法は、

ゴールが見えず、

どうしたら美味しくできるかとか

どのくらい時間かかかるのかとか

なぜか不安がいっぱいなんですよね(゚∀゚)



同じ気持ちの方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?



今回は、そんな魚の煮付けを簡単にできる方法を伝授いたします^_^

順番としては、




①どんな魚がいいのか?

②簡単調理法!(もちろん、ポイントお伝えします!)

③盛り付け!




という感じでいきますね!

朝からごはんと味噌汁と煮魚で、

元気と栄養を補給してください!!

では、いってみましょう!

どんな魚がいいのか?

一般的に煮付けで思い浮かぶ魚は、


メバル、銀鱈、カレイなどの白身の魚ですかね!

あとは、青魚(あじ、さば、イワシ、さんまなど)

ブリ、ニシン、赤魚



などは、スーパーでも入手しやすいかと思います!




切り身でも姿でもオッケーです!

煮る時間が大きさによって変わってくるので、そこはご注意を!

あとは、家の鍋を考えて、魚を重ねないで煮ることのできるサイズを選ぶのも忘れずに!!

そして、状態の良い魚で作ると、それだけより美味しいものができるので、魚コーナーの人に相談してもいいかもですね!






下処理までお伝えすると、

切り身は、ドリップが出ているようであれば、さっと洗って水気を取っておいてください!

姿のままで煮る時は、スーパーで鱗と内臓とエラをとってもらえるといいですね!


メバルなど、身に厚さがあるものは、左頭にした時に、表になる方に中骨に当たるところまで❌に切れ目を入れると、

火が通りやすく、味が染みやすくなります!

(今回の魚は、スーパーに売っていた柳の舞というメバルの仲間です!)

あとは、生姜の千切りやネギのぶつ切りを入れると、より美味しいです!





ちなみに、生姜は皮と身の間に香りの成分があるので、よく洗って皮ごと千切りにするのをおすすめします!

魚200gに対して、2センチ角くらいのスライス1枚分の千切りでも十分です!

また、ネギのぶつ切りは、フライパンで少し焦げ目がつくように素焼きしておくと、美味しさがアップします!



では、次は調理に行ってみましょう!


簡単調理法!




長崎の漁師町にいる、魚屋やかまぼこ屋をやっていた実のばーちゃん直伝の煮付け方法です!




まずは、タレの黄金比!!

水100cc

酒、みりん、しょうゆ、 各大さじ2

砂糖 甘さ控えめ 大さじ0.5

   ちょっと甘め 大さじ1

以上、5種類を鍋にいれ、生姜とネギをここで入れて大丈夫なので、一度沸かします。

タレの量は、魚が半身浸かるくらいが理想です!

(今回は、200〜300g位のメバル2尾を上記分量の倍のタレで煮ております。)

沸いたら魚を

盛り付けか上になる方を上にして

そっと鍋に入れていきます。

複数入れる場合は、なるべく重ならないように!

そして、ここからがポイントです!

煮物の場合はここから弱火で煮ていきますが、

今回は煮付けなので、ある程度沸かしながら短時間で濃いめに煮ていきます!

中火〜強火で煮汁がある程度ボコボコしているくらいで、


落とし蓋をして、たまに煮汁を上にかけてあげながら、

切り身は、厚さにもよりますが、3〜5分。

骨ありは8分〜10分くらい煮てください!

(今回のメバルは、魚を鍋に入れてから7分でできました!)



目指すところは、

魚自体はギリギリ火が入るくらいで、ほろっと柔らかめ!

周りは濃いめのタレが付いている。

ほろっとした身を、濃いめのタレを絡めながら食べる!


というイメージの仕上がりです!

強めの火で煮ていくことで、

魚の生臭さが蒸気と共に飛んでいくというふうに、和食の職人さんに教えてもらったことがありますが、

実際にできあがったものは、


ぜんぜん臭みを感じないですね!


ただ、あまり強いまま長時間煮ると、



身が固くなったり

煮汁が濃くなりすぎでしまったり、

形が崩れすぎたり、

焦げちゃったり、

しちゃいますので、


煮ながら汁の量をチェックしておいて下さい!

盛り付け

魚に火が通ったら、まずは火を消します。 

火が通ったかどうかの確認は、


切り身の場合は、真ん中を押してみて、生のようにブヨブヨしてないか感触で確認するか、

身のほぐれやすそうなところをすこーし開いて、中の方が生ではないか目視する方法があります。



姿煮の場合は、❌に切ったところから中骨が見えているので、そこからほろほろと身が外れたり、

骨際が生っぽくないか見ることで、確認できます!






ここから、2つに分かれます。

そのまますぐに食べる場合は、 

フライ返し等でそっと魚だけをお皿に盛り、

タレを少し煮詰めて、すこしとろみのついたタレをかけると、

余計に魚に火が入らないで、キレイに仕上げができます!

時間を置いて食べる場合は、

火を止めた状態で煮汁を上身にかけて、ペーパータオルを上にかぶせて、そのまま冷めるまで置いておくと、



味が染み込んで美味しくなります。




冷めてからまた温める場合は、

弱火でゆっくり温めていき、魚を先にお皿に盛ってから、

煮詰めずにそのままタレをかけます。

大きなお皿に盛ると、ちょっとかっこよく盛れますかね!



ネギなど、一緒に煮たものがあれば、魚の右手前に立てかけながら置くことで、

美しく盛り付けできます!

今回はこんな感じになりました!

(ネギ、買い忘れてしまって入れられませんでした( ̄▽ ̄;) )

実食!!

先ずは上身を取ってみましょう!



ほろっと取れたら大成功です!

このくらいの火入れであれば、身は骨からほろっときれいに取れます!

うーん。おいしそう!!



身の中の方までは染み込んでいないので、

タレをつけて食べてみてください!

うーーーん!!美味い!!

身がパサついていなくてしっとり!!

魚の旨味と濃いめのタレが口の中でマリアージュ(゚∀゚)

白いご飯か、日本酒が欲しい!!

っていう感じであれば大成功です!


あとは、ネギや生姜も一緒に食べると、

口の中で変化もあり、さらに美味しく食べられます!


日本の朝ごはん、サイコーですね!!

おわりに

実は、そんなに時間のかからない



「魚の煮付け」


美味しそうな魚を見つけたら、

ぜひ作ってみてください!!




魚食が家庭から少しずつ減っている中で、

そこに奮闘して、魚食を守ったり、啓蒙したりしている人達もたくさんいます!




では、なぜ魚食が減っているのか。


パン食が増えて、ごはんを食べる人が減っているのも一つかもしれません。



あとは、現代人は時間に追われている方も多いと思うので、



時間と手間が一番のネックかなと。


私も、子供ができるまでは、あまり魚料理をしませんでした。

でも、子供の成長を考えると、



なんとか魚を食べてもらいたいと思っちゃうんですよね!!




そして、食べると美味しいのは間違いないので!

あとは作るハードルを少しでも下げられればいいかなと思っております!

今度は、家で簡単にできる中華の蒸し魚も紹介したいですね!

一回やってみると、意外と簡単にできると思いますので、

ぜひぜひチャレンジしてみて下さい!!

魚を食べて、日本の文化を繋げつつ、

心と体の健康をゲットしていきましょう!!


ではまた!!

再見!!

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